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緑内障の基礎知識~症状と治療法~


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緑内障以外の目の病気に併発して起こる緑内障を続発緑内障といいます。
眼のけがや、ぶどう膜炎などの眼のほかの病気、糖尿病などの全身の病気、
副腎皮質ホルモン薬(ステロイド薬)などの薬物によって眼圧が上昇すること
があります。
基本的に開放隅角型と閉塞隅角型の2つに大きく分けることができます。


開放隅角型の続発緑内障としては、糖尿病に伴うもの、白内障やぶどう膜炎
などそのほかの眼の病気に伴うもの、外傷性のものなどがあります。
糖尿病網膜症の悪化により酸素がゆきわたらなくなるために、房水の排出口
である隅角に新生血管という新しい血管が延びてくることで眼圧が上昇する
とされています(血管新生緑内障)。

白内障やぶどう膜炎は炎症を起こし、眼圧が上がります。
外傷性緑内障は眼球を強く打ったあとしばらくしてから、虹彩のつけ根が、
眼球壁から外れ、線維柱帯の機能が悪くなって眼圧が上がります。

高齢者に多くみられる続発緑内障のひとつとして水晶体嚢性緑内障があります。
高年齢に多く、眼圧が高め(30~40mmHg)なのが特徴です。


閉塞隅角型の続発緑内障としては、水晶体の亜脱臼、ぶどう膜炎の炎症に
より隅角が閉塞した場合、眼球内の悪性腫瘍や網膜剥離などの手術後など
があります。
どれも、原因となる疾患によって虹彩が押し上げられ、隅角が閉塞すること
により、眼圧が上昇します。
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緑内障は、眼圧が高くなることにより、視野が狭くなっていく病気です。 実は、40歳以上の5%が緑内障にかかっていて、 進行すると失明にも至るという大変怖い病気です。 緑内障の正しい知識と早期発見、早期治療が大切です。
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