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緑内障の基礎知識~症状と治療法~


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緑内障は日本における失明の第2位を占める病気です。

2000~2002年にかけて緑内障に関する全国的な疫学調査が行われました。

その緑内障疫学調査によれば、40歳以上の17人に1人が緑内障の
潜在患者であるとの報告がなされてます。

日本には推定約400万人の緑内障患者がいる計算です。

しかし、この調査でもっとびっくりすることが判明しました。

その内の8割以上が、正常眼圧緑内障であったことです。

つまり、緑内障ではあっても眼圧は正常の範囲内という人が半数以上も
いたのです。
 
このように眼圧が正常な緑内障もあれば、もちろん高眼圧の緑内障も
あります。

隅角が狭いために房水の排出がうまくいかないものもあれば、隅角が
広いのに緑内障になることもあるのです。

タイプによって治療法も異なってきます。


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眼圧がほぼ一定に保たれているのは、目の前方にある房水が、24時間
たえまなく流れているためです。

毛様体でつくられた房水は、水晶体や角膜に栄養を補給して、隅角から流れ
出ることによって一定量に保たれ、その結果眼圧が一定になるのです。

ところが緑内障では、房水が流れでる隅角になんらかの異常がおこって、
眼圧が上昇すると考えられています。

隅角の異常の原因によって緑内障は、原発緑内障(原因がはっきりしない
もの)、続発緑内障(他の病気にひき続いておこるもの)、発達緑内障(隅角
の先天異常)の大きく3つの種類に分けられます。

1.原発緑内障
 
  1)原発開放隅角緑内障(広義)
    A.原発開放隅角緑内障
    B.正常眼圧緑内障

  2)原発閉塞隅角緑内障
    A.原発閉塞隅角緑内障
    B.プラトー虹彩緑内障

  3)混合型緑内障
 
2.続発緑内障
  1)続発開放隅角緑内障
  2)続発閉塞隅角緑内障
 
3.発達緑内障
  1)早発型発達緑内障
  2)遅発型発達緑内障
  3)他の先天異常を伴う発達緑内障
 
4.小児の続発緑内障
広く"緑内障"と呼ばれるのは、原発緑内障(げんぱつりょくないしょう)のことで、
中高年の人たちに多くみられます。
原発緑内障はさらに開放隅角緑内障(かいほうぐうかくりょくないしょう)と、
閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)の2つのタイプに分けられます。

一般的なのは開放隅角緑内障のほうです。


●原発開放隅角緑内障

隅角部にある、房水の流出口にあたる網目状の部分が目づまりして徐々に
流れにくくなり、少しずつ眼圧上昇がおこって緑内障になる場合です。

ただしなかには、眼圧が正常範囲の患者さんもいます。
国内ではこのタイプの緑内障の方が多く、原発開放隅角緑内障の多くを、
いわゆる正常眼圧緑内障が占めているといわれています。
正常眼圧緑内障の患者さんは、眼圧が21㎜Hg以下であるほかは、隅角が
開いている点、視神経の変化や視野の狭窄がみられる点など、原発開放
隅角緑内障と変わりありません。


●原発閉塞隅角緑内障

隅角が生まれつき狭いために塞がりやすく、そのために眼圧が上昇して緑内障
になる場合です。 
このタイプで怖いのは、加齢により虹彩や水晶体が変化して隅角の狭い状態が
さらに進行し、完全に隅角が閉じてしまうことで、そうなると急に眼圧が上がり
急性の閉塞隅角緑内障発作がおこります。

しかし、隅角が閉じたり開いたりする慢性の閉塞隅角緑内障では、なかなか
症状に気づきません。
原発閉塞隅角緑内障は遠視の女性や60歳以上の女性に多いようです。
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緑内障は、眼圧が高くなることにより、視野が狭くなっていく病気です。 実は、40歳以上の5%が緑内障にかかっていて、 進行すると失明にも至るという大変怖い病気です。 緑内障の正しい知識と早期発見、早期治療が大切です。
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